少し元気がなさそうに寝そべるねこちゃん。
ダイアンぬいぐるみ診療所スタッフのアンコウがお話を聞いています。

ねこちゃんはおでこの毛が抜けて地肌がみえてしまっている部分があり、ご家族様が最も直したいと希望されるポイントでした。 お顔の抜け毛は特に気になりますよね。
こちらは皮膚科の植毛治療で目立たなくすることができます。

その他、体の真ん中あたりの綿がへたってきていたので、中綿を取り替えてさっぱりお風呂にも入ってリフレッシュしていただくことにしました。

ねこちゃんの体の中の入っていた中綿。ダマになって偏りが生じたことで、体の真ん中に綿がなくなっていたようです。

お風呂、中綿取り替えを終えたねこちゃんの背中がこちら。

綿がなくシワになっていた背中が、ふっくらシャキッと伸びました。
　
横から見ても、体がふっくら。さらに、お風呂のクリーニング効果で白い部分も明るくなりました。

お風呂のポイントとして、クリーニングはもちろん、お風呂上がりのブラッシングも重要だったりします。
こちらは、お顔のブラッシング途中のお写真ですが、ブラッシングした左側の毛は束がほぐれてふんわりとしています。 ブラッシングは、ある程度毛足の長さがある部分により効果的です。
ねこちゃんの場合は、お腹の毛がとっても見違えました。

長い毛は特に、なでなでしてあげる際の摩擦などで毛束になってしまいがちです。
これがほぐれることで、ふわっと柔らかいボリューム感が戻ります。

ブラッシングはペット用ブラシ等を用いてご家庭で行うこともできます。ただし頻繫に行いすぎると抜け毛の原因にもなるので、やはりたまにお風呂に入るタイミングと合わせるのがオススメです。
　
そして、一番気になっていたおでこの丸く毛が抜けたところは、白い糸で植毛しました。

植毛は、元々の毛と植える毛の質感や色味の微妙な違いで馴染み具合が変わります。今回は色が白だったこともあり、違和感のない仕上がりになりました。

全ての治療を終えたねこちゃんのもとに、ダイチキとアンコウが退院を祝いにやってきました。 元気になったねこちゃんの愛らしさに、つい猫のようにじゃれてしまうダイチキなのでした。
ねこちゃんのご家族様より、お便りをいただきました。